2018年5月29日火曜日

競輪・研究補助の紹介

昨年度、競輪の研究補助を受けて実施した「地域の低利用資源を活用した3Dプリンタ用複合材料の開発」について、研究成果を公開しています。

研究成果(PDFファイル)は、こちらのページから見ることができます。

本研究は、競輪の研究補助(2017M-120)を受けて実施しました。
関係各位に深く感謝いたします。

【研究の概要】
 本研究は、環境負荷の小さい植物由来のPLA樹脂と、地域の低利用資源(ヨシとカキ殻を対象)を複合材料化した3Dプリンタ用複合材料フィラメントを開発した。ヨシ繊維とカキ殻をミルにて180μm以下の粉末とし、3Dプリンタ用PLA樹脂と混ぜ合わせることで、機械的特性の向上に成功した。また、複合材料フィラメントを安定的に作製するための実験装置を構築し、配合する材料の含有量や化学処理および成形条件が機械的特性に及ぼす影響を実験により明らかにした。

複合材料フィラメンの作製(押出)

作製したフィラメントと各種試験片